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【映像】伊藤叡王VS羽生九段 注目の一戦

 将棋藤井聡太王座(竜王、名人、王位、棋聖、棋王、王将、22)への挑戦者を決める第73期王座戦挑戦者決定戦が7月3日に行われ、伊藤匠叡王(22)と羽生善治九段(54)が対局を開始した。振り駒の結果、先手番は羽生九段に決まった。

【映像】伊藤叡王VS羽生九段 注目の一戦

 伊藤叡王は、2020年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:2期)、順位戦B級1組。昨年の叡王戦五番勝負で全冠保持者だった藤井聡太竜王・名人を3勝2敗で破り、初タイトルとなる叡王を獲得。今春行われた初の防衛戦をフルセットで制し、叡王位2連覇を決めた。棋戦優勝は新人王戦で1回。王座戦は4期目の参戦で、これまでは一次予選で敗退。今期はシード棋士として初の挑決トーナメントへ参戦すると、1回戦から山崎隆之九段(44)、永瀬拓矢九段(32)、広瀬章人九段(38)と強豪を次々撃破して決勝進出。自身にとって2冠目を目指し、レジェンド撃破に挑む。

 羽生九段は、1985年12月に四段昇段。竜王戦2組(1組以上:35期)、順位戦B級2組(A級以上:29期)。タイトルは王座24期を含む歴代最多の99期を誇り「七冠独占」「永世七冠」など、数々の大記録を打ち立てた将棋界のスーパースターだ。棋戦優勝も最多の通算46回を誇る。今期の王座戦は挑決トーナメントからの参戦で、及川拓馬七段(38)、菅井竜也八段(33)、屋敷伸之九段(53)を破り決勝戦へと進出した。本局を制した場合、本棋戦では8期ぶり、タイトル戦では2023年に行われた第72期ALSOK杯王将戦七番勝負以来2期ぶりでのタイトル戦線復帰となり、前人未踏の“タイトル通算100期獲得”への挑戦権を獲得することとなる。

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