しかし追及はこれで終わりではなかった。市議会は百条委員会の設置を決定し、辞職勧告決議も全会一致で可決した。
非難され続け、辞職にまで追いやられる田久保氏について、「この騒動の本質は、地方政治にありがちな“市長対市議会”のエグい勢力争い」と指摘するのは元衆議院議員の宮崎謙介氏だ。
2025年5月に新市長に当選した田久保氏は、バイク便ライダー・会社員などを経て2010年から故郷の伊東市でカフェを経営。メガソーラー建設計画反対運動に参加し、2019年に伊東市議選で初当選。2023年市議選で最下位ながら再選し、2期目途中で市長選に出馬。3選を目指す現職との一騎打ちだった。
「ハコモノ行政」の否定で共感を集める
