指し直し局でも同様に角換わりの戦型が選ばれたが、先手の藤井王位が銀を腰掛けた形にしたところで、永瀬九段が銀を強くぶつける研究手を披露。これに藤井王位は銀の撤退を決断し、2度目の千日手の選択もあるかと騒然となった。

 しかし、互いが引かずにぶつかり合った結果打開する道が選ばれ、攻め合いへと発展。接戦では一時永瀬九段が優位に立ったものの、圧倒的な終盤力を誇る藤井王位がピンチを切り抜けると鮮やかにリードを拡大。正確無比な指し回しで押し切り、初戦勝利をもぎ取った。

 本局は、第1局指し直し局と同じく藤井王位の先手番に。ここではどのような戦型、作戦選択が見られるのか。激戦必至の両者の戦いから目が離せない。持ち時間は各8時間の2日制。
ABEMA将棋チャンネルより)

【放送】伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負第2局1日目藤井聡太王位対永瀬拓矢九段
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