そんな中で迎えた、十一日目の阿武剋との取組。尊富士は積極的に張って前へと出ていくが、引いたところで左膝から崩れ落ちてしまい、その瞬間、館内は騒然とした。決まり手は「つきひざ」。日本相撲協会の公式ホームページによると発生確率は0.1%という珍しい決まり手だ。
この取組を受け、解説の元前頭・豊山は「やっぱり上腕あたりが使えないとこういう風になってしまうんですね」と指摘。元NHK大相撲中継の実況でお馴染みの藤井康生アナウンサーも「やはり腕もかなり重要なんですね」と話した。
それから決まり手の発表があると、藤井アナは「82の決まり手以外の5つの勝負結果『勇み足・腰砕け・つき手・つきひざ・踏み出し』というのがあります。最近幕内の相撲だと去年の3月場所、御嶽海と若隆景の相撲で動きの中で膝をついてしまうことがありました。それ以来です」と説明。この光景を目の当たりにしていた視聴者は「初めて見た」「そんなのあるんだ」という驚きの声を上げていた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)
2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗


