石破総理の続投発言に自民党内からも「結果については、トップが責任をとるのが、組織の常道だと思うので」(佐藤正久氏)、「たくさんの我々の仲間が、今回、落選していますが、彼らにとっても、その責任を果たすことをやっていただかないと、これは泣くに泣けない」(西田昌司参議院議員)といった声があがっているという。
石破内閣の閣僚として備蓄米の放出に汗をかいた、身内の小泉進次郎農水大臣も「比較第1党というそういった表現を、総理も幹事長もしているが、私はむしろ、そこに胸を張るのではなくて、目標としていた50、この過半数を達成しなければいけないという目標を達成できなかったことを重く受け止めるべき」と語った。
地方組織からも「石破おろし」の声があがっている。「そもそも石破体制が続くこと自体が政治の停滞する象徴そのもの。不満を持っているし、これからの党運営に対して大きな不安感を持っている」(自民党山梨県連 臼井友基青年局長)
党執行部は、「両院議員懇談会」を28日に開催して、党内の意見を聞く方針だ。しかし、党内では、石破総理のリコールや議決権のある「両院議員総会」の開催を求める署名活動が行われ、招集が可能となる3分の1以上を集めたという。
「不満のガス抜きじゃ許さないぞということ。石破総理のクビを切る動きが具体的に始まっているということ」(青山氏)
参議院選は「政権選択選挙」ではない?
