■目の難病を抱える高校生ボクサー

【写真・画像】難病ALSの夫、出産、子育て…涙の苦悩と葛藤を乗り越えて「辛い日々があったから今がある」 私にしかできない“幸せ”の選択 2枚目
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石川凌久さん(17)

 愛知産業大学三河高校に通う高校2年生の凌久さん。プログラミングなどの資格取得を目指すクラスである情報処理科を専攻している。そして、授業が終わると部活に励む。

 ボクシング部に所属している凌久さんは、パンチを体に当てない“すんどめ”がルールの「マスボクシング」をやっている。「体力をつけたいっていうのが高校での目標だったので一番つくかなと思って」(凌久さん)

 マスボクシングは、相手を倒すことが目的ではなく、フットワークやパンチのタイミングなど“動き方”で競うもの。試合では、そのまま打てば“当たったであろう”動きにポイントが入る。すんどめがルールであるため、パンチを当ててしまうと減点となる。

「ガードが上がっているとかタイミングが外しているとかしっかりステップを踏んでいるというときに、かちっと入っていれば(ポイントとして)数えるのではないかと思う」(ボクシング部の顧問・冨田幸一先生)

マスボクシングを選択した理由
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