将棋日本シリーズJTプロ公式戦2回戦第2局が8月16日、新潟市の「新潟市産業振興センター」で行われ、前年覇者の渡辺明JT杯覇者(41)が山崎隆之九段(44)に171手で勝利した。準決勝進出を決めた渡辺JT杯覇者は、10月12日に予定されている東海大会で、藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋聖、棋王、王将、23)と対戦する。
4強入りを決める注目の一戦は、渡辺JT杯覇者が制した。本局では、山崎九段が力戦形の相居飛車に持ち込み、渡辺九段にとっては構想力が問われる将棋となった。一手一手が難しい展開となったが、山崎九段は勢いよく攻撃を仕掛けて主導権を握ることに成功。渡辺JT杯覇者にとっては苦しい時間が続くこととなった。
終盤に向かって激流となると、攻め合いを目指した渡辺JT杯覇者が技を仕掛けて逆転に成功。冷静に押し切り、渡辺JT杯覇者が勝利を飾った。
渡辺JT杯覇者、山崎九段の終局後コメント




