将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋聖、棋王、王将、23)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦する伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負は8月19日、福岡県宗像市の「宗像ユリックス」で第4局の対局を行い、手番の永瀬九段が72手目を封じて指し掛けとした。あす20日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。
シリーズ3連勝中の藤井王位が防衛を決めるか、後がない永瀬九段が踏ん張るか。大注目の一局は、藤井王位の先手で角換わりの戦型となった。
最先端の将棋で永瀬九段の研究と藤井王位の正確な指し手が激突しているが、1日目の午前11時30分頃に対局室内で音声トラブルが発生。対局室隣の音響設備の受信機が館外の電波を受信してしまい、音声がスピーカーから対局室内に流れたため、対局は即時中断の措置が取られた。原因究明と対策のため、対局者は早めに昼食休憩に入り、午後1時30分に対局が再開された。
午後6時に封じ手の定刻を迎えたが、手番の永瀬九段は直後に離席




