ABEMAの「SHOGI AI」での数字には大きな差はないものの、対局は永瀬九段の研究範囲とも見られており、持ち時間はほとんど消費せずに進行している。中継には現地で副立会を務める稲葉陽八段(37)が出演。「藤井王位の角成りや桂成りは少し意外だった。お互い大駒が存分に働いているという感じでもないので、一気に激しく攻めつぶすというよりは、もう少しジリジリしたような将棋になりそう」と印象を語っていた。

 午後6時に封じ手の定刻を迎えたが、手番の永瀬九段は直後に離席。再び盤の前に座ると、真剣な表情で盤を睨んで考慮を続けていた。定刻から8分後に封じる意志を示して指し掛けとなった。72手目に使った時間は18分。

 激戦が見込まれる2日目の戦いで、先に抜け出すのはどちらか。第4局はあす20日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。持ち時間は各8時間の2日制。

【封じ手時点での残り持ち時間】

藤井聡太王位 3時間40分(消費4時間20分)
永瀬拓矢九段 5時間47分(消費2時間13分)

(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負第4局1日目 藤井聡太王位対永瀬拓矢九段
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