世界が核兵器に基づく国際安全保障に依存できると考えるのは浅はかです。私たちの文明が核戦争を生き延びられると考えるのは甘い考えです。それよりも核兵器のない世界を実現する方が現実的です。だからこそ私たちは実現への道を歩むべきです。長く険しい道のりしょう。それでもステップを踏み続けねばならない。決して諦めてはいけない」(ノルウェー・ノーベル委員会フリドネス委員長)

「被団協の受賞っていうのはゴールじゃなくて通過点。長崎がずっと最後の被爆地であり続けることが本当のゴールだと思っているので、そのゴールに歩んでいくために、できることを地道に続けていきたい」(咲和さん)

「地味な活動を続けることが一番大事なんです。地味ですよね、こういう運動というのは。広島・長崎でもアメリカでもヨーロッパでも全部若い人たちが引き継いでくれてますから、そんなに僕は悲観はしてないです。若者たちは、“希望”です。まさに。もうそれ以外ない。頑張ってくれるやろうと思ってますから。信じてます」(故 山口仙二さん・2007年取材当時)

長崎を最後の被爆地に
ネバーアゲイン・ナガサキ──

(長崎文化放送制作
テレメンタリー2025『ノー・モア・ヒバクシャ ~NEVER AGAIN NAGASAKI~』より)

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