舛添氏は「プーチンもこの歴史を忘れていない」と考える。欧米に安全保障を求めるゼレンスキー氏と、連合で安全保障を担うという欧州、そしてNATO入りは絶対阻止というプーチン氏。停戦合意にはトランプ氏とプーチン氏、ゼレンスキー氏の三大統領がそろった会談が必要とされるなか、ゼレンスキー氏はプーチン氏と会談する意向を示している。

 しかし舛添氏は、「アメリカ・ロシア・ウクライナの三者会談はそう簡単ではない。ロシアを信頼すると痛い目に遭う」と指摘する。

 トランプ氏は8月21日、SNSで「侵略国を攻撃せずして勝つのは難しい」という、意味深な投稿を行った。発言の一貫性のなさが指摘されるなか、8月20日にウクライナは、ロシア軍が夜間にウクライナ北部のスムイ州をドローン攻撃し、子ども3人を含む少なくとも14人が負傷したと発表した。また、キーウの地下鉄構内では、安全を求めて寝泊まりする市民もいるという。

トランプ氏とプーチン氏の会談を分析
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