勝利した藤井王座は、「本局は非常に激しい展開で、一手一手がとても難しい将棋だった。終盤戦ではこちらの玉も危ない形になってしまったが、最後に一手こちらの攻めが早い形にできたのかなと感じている」とコメント。シンガポールでの対局については「私にとっては2度目の海外対局だったが、集中して指すことができた。対局以外でも貴重な経験ができた」と振り返っていた。
一方、敗れた伊藤叡王は「早い段階で苦しくしてしまい、終盤も一手余される展開になってしまった」と一局を総括。「本局は精度をかいてしまたので、しっかり反省して次局に活かしていきたい」と次戦を見据えていた。
この結果、藤井王座のシリーズ成績は1勝0敗に。3連覇に向けて、まずは好発進を遂げた。王位戦七番勝負とのダブルタイトル戦に臨む藤井王座だが、ハードスケジュールを物ともせず連勝で防衛に“王手”をかけるのか。最強の挑戦者・伊藤叡王が次戦で追いつくのか。注目の第2局は、9月18日に兵庫県神戸市の「ホテルオークラ神戸」で予定されている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





