KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)は選手兼監督という立場で「Mリーグ」2025-26シーズンの開幕を迎える。昨期の個人成績は21位(▲35.6)と振るわず、チームもセミファイナルで敗退するなど悔しい思いをした。現在の4人になって5期目となるシーズンに誕生したKONAMIの滝沢新監督。データをもとにチームを初めての優勝へと導く。
―まずは昨期の振り返りを。個人としては21位(▲35.6)でセミファイナルも振るわなかった。
僕自身は特にセミファイナルで、スタートを失敗しちゃって、チームの勢いを殺しちゃった感じがありました。
―短期決戦だと最初の勢いが大事か。
そうですね。やっぱり下にいると下のチームを落とそうという意識になっちゃうので、それにハマってしまいました。突破口を作りたかったですが、作れなかった。
―伊達朱里紗(連盟)さんからの提案があり、今期からは選手兼監督となった。
冗談混じりに「どうですか?」聞かれた感じがしたので、僕も冗談で返したつもりだったんです。いきなり聞かれて、「やろうかな」みたいなニュアンスで言ったと思うんですけど、みんなびっくりしてました。「絶対やらないと思ってた」みたいなことを言われましたね。
―時系列で言うと、二階堂亜樹(EX風林火山・連盟)さん、茅森早香(セガサミーフェニックス・最高位戦)さんに続いて、3人目の選手兼監督の誕生だった。
そのノリの延長線上のような感じで言われて。でもその日の現場で、本当のジョークではないんだなとわかって、頭の片隅で考えながら仕事を行っていたんです。いろいろ考えると、亜樹さん、茅森さんに乗っかったようで嫌だなという気持ちも少しあったんですけど、「こんなこと一生でなかなか出来ないよな」と思えたのが引き受けた一番の理由ですね。
―周囲の反応はどうだったか。
発表する前に親しい何人かには相談しました。「やるべきでしょ」という意見が多かったんですけど、最終的に僕の友達は「結局決めるのは自分でしょ」と言う人たちです。繰り返すようですけど、なかなか出来ることではないので「楽しむ」というのもおかしいですけど、今はやらせていただきますという気持ちです。
自身が描く「監督像」は



