―スポーツなどを見ていて、監督はもともとどんなイメージだったか。
全部の種目で違うと思いますけど、麻雀においてはちょっとよくわかってないです。他のチームを見ても、みなさん違うし。ただオーダーを決めるというのは結構大事なことですよね。しかし、何が正しいのかは実は誰もわかってないっていう。イメージはそんな感じです。
ただ僕自身、Mリーグを経験しているので、調子が良いとか悪いとかを見極めて、その理由も具体的に伝えることができるし、麻雀プロだからこそわかることが多いかなと思います。
―滝沢さん自身、監督に向いていると考えるか。
これも正直やってみないとわからない部分がありますが、KONAMIの選手の中で見たら「僕なのかな」という感じはありました。伊達さんもそう言っていましたね。「この中で誰かと言えば」で選ばれた感じだと思います。
―選手兼監督だと自分の使い方が難しくなるのかなと想像する。
そうですね。「監督になったからってあんまり出なくなるのは避けてください」といろいろなところで言われます。
だけど、どうしたってそうなっちゃうかな。ただ、本当の絶好調というか、勝ちが続いたときは積極的に出たいと思っています。みんなも納得感あるでしょうし。負けているのに悔しいから出るというのはありえないですね。
―自分の状況を客観視するというのは以前から変わらずか。
それは変わらないです。個人戦だったら、負けたら「すぐ次をやらせてくれ」という感じなんですけど。チームというか、関わる人が増えるほどそうはいかないかなと思っています。「悔しい」とか言ってる場合じゃないっていう。
―今年は新チームが出来て、10チームでセミファイナル進出を争う。
レギュラー敗退が4チームになったことは大きいですよね。10分の4になったのは結構大きいかなと思います。
どんな展開もあり得るのでなんとも言えないですけど、とにかく終盤にボーダー付近にいるのは危険過ぎる。下から3番以内には入りたくないなと。上にいるとその分、かなり楽だと思います。
―例年、終盤の下位争いは厳しいが、それ以上になるか。
上回ると思います。下のチームはやり合っちゃうので。そして上位陣は稼ぎ時になったりする。トップを取らせるならこっちとなるので。そこは大きいかなと思います。
選手兼監督、采配のポイントは



