―Mリーグを経験していない選手が新たに7選手加わった。リーグが変わった印象があるのか。
ありますね。さっきの対戦成績の話も1対1の競技ではないので、分かりにくい部分があると思うんですけど、それがさらに分からなくなっちゃうというか。
皆さんのことがまったく分からないわけではないんですけど、Mリーグの舞台で、あのルールで、あのシステムでどう打ってくるのかは、蓋を開けてみないと分からない。
大雑把に「こんな感じだよな」っていうのは、僕がというより選手みんな分かっていると思うので、それをどう修正していくかというところですね。極端に打ち方が変わる人もいると思います。
―Mリーグ未経験者だと7人いるが、誰が一番インパクトを与えそうか。
一番というと…やはり一番勝った人ですね。誰ともまだ言えないです。全員トリッキーなことをするタイプではないので。一方、勝った人の麻雀が毎年流行っている気がしますね。
昨期で見ると醍醐大(セガサミーフェニックス・最高位戦)さんがMVPですけど、醍醐さんだけを「勝った人」とするわけではなくて、上位にいる人ですね。そんなイメージです。
―新監督としてチームの目標は。
優勝ですね。もちろん優勝を見ていますけど、レギュラーを突破するのが第一目標。まずレギュラーを突破して、そこから優勝を目指しましょうと切り替えるというか。序盤が大切だと思います。序盤に調子が良ければ突き抜けるように打てますから。
突き抜けるように打つというのは自然に打つということだと思います。昨期、赤坂ドリブンズが1000ポイントまでいきましたけど、あんな感じになるとかなり楽ですよね。
―個人としては。
出しゃばらないようにと思っていましたけど、調子が良いと感じたら積極的にいきたいと思います。
―「熱闘!Mリーグ」では憧れの横山健さんと共演。かなり動揺されていた。
動揺しましたね。事前に「こういうのって本人登場ありますよね?」とスタッフさんに聞いたんですけど、「絶対ありません」と言われていて。その後もいろいろあって、完全に騙された後の出来事だったので、驚きました。
―滝沢さんにとっては夢のようなセッションだった。
そうですね。麻雀を頑張っていなかったらあり得ない体験でしたから。藤田晋さんもそうですけど、麻雀のお陰で普通に過ごしていては会えないような人と会ってますね。
プロになった当初は「何の得もなくていいや」と考えてこの世界に飛び込んだんですけど、真面目に麻雀をやっていて良かったと思えました。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)



