そんな炎鵬が五日目に対戦したのは、幕下三十四枚目・碇潟(伊勢ノ海)。18歳の碇潟は父が元前頭・大碇の甲山親方、兄が前頭九枚目・藤ノ川(伊勢ノ海)という相撲一家に育った期待の新鋭だ。今年一月場所で三段目最下位格付出でプロデビューするといきなり6勝の好成績を収め、今場所は自己最高位で臨んでいる。
立ち合い低い姿勢で当たった炎鵬だったが、碇潟の強烈な突き押しにまさかの防戦一方の展開に。その後も翻弄され続けた炎鵬は最後、碇潟にはたき込まれて前のめりに突っ伏した。予想外の結末に客席からは悲鳴のような歓声も飛び交った。敗れた炎鵬は今場所初黒星となる1敗目。一方、勝った碇潟は無傷の3連勝となる白星を挙げた。
元幕内の実力者を翻弄した新鋭・碇潟の活躍に、ABEMAの視聴者からは「突きの回転すごい」「強いやん」「すぐ上がってきそう」「顔に土をつけるとは」と称賛や驚きの声が続出。「パパそっくり」と、小兵ながら強烈な突き押しで知られた大碇を想起するコメントも寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)
2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗


