当時は吉池四段は初段。藤井竜王は三段リーグを一期で抜けて14歳でプロ入りを決めたため、「藤井竜王の存在を意識することもなかった」という。
それでも、藤井竜王のデビュー当時は空前の“藤井フィーバー”が沸き起こっていたこともあり、「学校では、『藤井さんと戦ったことあるの?』『戦ったらどっちが勝つの?』『何回やったら勝てる?』とよく聞かれました」と苦笑い。「意識はしていなかったので『歯が立たないよ』と答えましたが、雲の上の存在としていつも感心していたことを覚えています」と当時を振り返っていた。
そんな吉池四段だが、好調を維持する今年度は第51期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメントでベスト8入り。これまでに、タイトル6期の豊島将之九段(35)、竜王挑戦者の佐々木八段を破る快進撃を続けており、初のタイトル挑戦も狙える距離にまで来ている。吉池四段は、「まだまだ道のりは長いですが、頑張りたいと思います」と静かに闘志を燃やしていた。
23歳の若さで将棋界をけん引する藤井竜王とあり、後輩棋士からの“藤井評”はまだまだ貴重。ABEMAの視聴者も「そっかー、子どもたちもそういうこと聞かれてたたんだね」「藤井よりも若い棋士の藤井評ってなんか新鮮だな」「奨励会だって一般の人から見たらとんでもなく将棋の強い人だからな」「聡太の年下世代のコメントは新鮮だなあ」など興味津々の様子だった。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





