【MLB】ドジャース5ー3フィリーズ（10月4日・日本時間10月5日／フィラデルフィア）
10月4日（日本時間10月5日）に行われたナショナル・リーグ ディビジョンシリーズ第1戦、フィラデルフィア・フィリーズ対ロサンゼルス・ドジャースの一戦で、ドジャース・佐々木朗希の魔球と、打者のリアクションが話題となっている。
9回裏フィリーズの攻撃、この回からマウンドに上った佐々木は、この回先頭の6番J.T.リアルミュートとの対戦となったが、初球は外角低めのボールゾーンへとわずかに外れる162km/hの剛速球。これをリアルミュートが見送って、ボール先行となったものの、続く2球目は、内角を突く159km/hの剛速球。これでファウルを打たせてカウントを整えにかかると、続く3球目は外角いっぱい、160キロの剛速球を打たせてファウルに。あっという間にリアルミュートを追い込むと、勝負の4球目はボールゾーンから内角高めいっぱいへと落ちながら決まる140km/hのスプリットで見逃し三振に。するとバットが出ずに見送ったリアルミュートは、ストライクコールを聞いた瞬間、一瞬硬直した後で、イラついた表情で“お手上げ”といった様子で天を仰ぎ、ベンチへと引き上げることに。佐々木は回の先頭で走者を出したくない場面で、キッチリと仕事をこなすこととなった。“奪三振ショー”となった前回登板に続き、この日も力強い投球で三振に打ちとり、ガッツポーズを見せた佐々木と、三振を喫したリアルミュートの凡退リアクションに、ファンからは「エグい軌道」「これは手が出ない」「そらキレる」「どこに怒っていいかw」「すげえ顔してたな」「あそこからストライク入るとは」「球速差20キロぐらいあるしな」「新大魔神爆誕」といった様々な反響が巻き起こることに。
もともと春先のキャンプの時点で540RPM、その直後に行われた4月5日（日本時間4月6日）のフィリーズ戦では504RPMをマークするなど、極端に回転数が低く、現役投手の中では“唯一無二”といっても過言ではない特徴を持つ佐々木のスプリット。この場面はそんな“魔球”を駆使する佐々木の持ち味が炸裂した瞬間であったといえそうだ。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
(C)Getty Images
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