【競馬】第104回凱旋門賞・GI(10月5日/パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)
日本馬としては56年目の挑戦も、悲願の初Vは遠かった。今年の凱旋門賞にはビザンチンドリーム(牡4、坂口)、クロワデュノール(牡3、斉藤)、アロヒアリイ(牡3、田中)の3頭が出走したが、最高はビザンチンドリームの5着。あとの2頭は馬群に沈んだ。川田将雅騎手は「日本馬がこの馬場でどう走れるか。それが一番」と、前日までの雨により重くなった馬場に苦しんだと分析した。
レース展開は、クロワデュノールが絶好のスタート。川田は「控えたいという意思が見える騎乗でした。ただその後、少し力みながらになるところ、馬のリズムを大事に乗っていたんじゃないかなと想像するレースでした」と早めに先頭に立った展開を説明した。最後の直線に入ったところでも「雰囲気は出ていたので、これはやれるかなと思うぐらいでした」と好感触は得ていたものの、その後は伸びを欠いて馬群に沈んだ。
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