ところが多井も反撃。9巡目に2筒とドラの4筒のシャンポン待ちでテンパイ。逆転のチャンスが到来し、山にも残り3枚となった。ファン爆笑のシーンが待っていたのはここからだ。11巡目、たろうは4索を引いてきてピタリと止まった。多井の河には9索3枚、1索が2枚切られているものの、最終手出しが6索。4索はあっさり切れるものでもない。
熟考の末、たろうは1筒を選択。これはU-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)が、多井の6索切りに直後に切った牌だ。するとこれを見た多井は、何事かとばかりに1筒を凝視。さらに自分のツモ番になっても、なぜたろうが切ったのか、さらにはオリを選択したのではないかとばかりに、なんとも個性的な表情を浮かべた。
これには実況の古橋崇志(連盟)が「多井が見つめたぞ!すごい!1筒をにらみつけている」と熱くなるのも無理はない。解説の石橋伸洋(最高位戦)は「君、やめたねって」と、たろうのオリを多井が察したと説明。またファンからは「なんだその顔」「タコはるw」「梅干し多井」「変えエンタメ」など、様々なコメントが飛び交っていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
Mリーグ 日程
12月15日(月)
12月16日(火)



