【写真・画像】「海底に眠る183人の遺骨」長生炭鉱水没事故から83年…「今私たちがしていることは、本来国がやるべきこと」潜水調査続ける市民団体の想い 1枚目
【映像】ダイバーが潜るピーヤ内部の様子(実際の映像)
この記事の写真をみる(6枚)

長生炭鉱の跡地、ピーヤ(排気口)

【映像】ダイバーが潜るピーヤ内部の様子(実際の映像)

 1942年2月、山口県宇部市で起きた長生炭鉱水没事故(ちょうせいたんこうすいぼつじこ)。183人が死亡、その約7割は朝鮮半島出身者だった。遺骨は今も冷たい海の底に眠っている。事故から80年以上が経過し、ようやく遺骨収集に向けた本格的な調査が始まった。動いたのは国ではなく市民団体だ。

 太平洋戦争により石炭の増産が求められるさなかに起きた事故。朝鮮半島で行われた労働者「募集」の実態と、市民団体の調査の日々を追った。

長生炭鉱で83年…海に眠る遺骨
この記事の写真をみる(6枚)