南3局1本場に訪れた加点チャンス。南と中が対子、赤が2枚という絶好の手に、園田は早くも仕掛けの構えを見せた。3巡目、待望の中を暗刻にしてテンパイ。3・6筒待ちのダマテンで様子をうかがう。ここにリーチをかけてきたのが親番の鈴木優。3・6索と4索の変則三面張、放銃すればトップが危うくなる局面で、園田は危険牌の五万を勝負。その甲斐あって、その後に3筒をツモ。ツモ・中・赤2の8000点(+300点)を入手し、そのまま逃げ切った。
トップの後は明るい“しゃべくり”のインタビューとなるのが常。しかしこの日の園田は開口一番、「泣きそうですね」とコメント。「(トップが遠のくと)永遠にトップが取れないんじゃないかという気持ちになってくるんですよね」「こんな僕にもトップが取れるんですねと、ホッとしています」と語った。
南3局1本場、鈴木優からリーチを受けた場面については「負けるなと思っていました。リーチ棒を出してしまうと、ツモられた時に2000点の差が付いてしまう。負けた時の差を最小にしようという超ネガティブシンキングでダマテンにしました」と説明した。
トップが取れたことで、ようやく自著のPRもできた。これには「前回のトップの時は持って来るのを忘れてしまっていて、すぐトップを取って紹介できるだろうと思っていたら、2カ月できなかった」と苦笑いも。エースの挽回にファンからは「けんちゃんおめでとう!」「大丈夫!心配してないから!」と温かい声が多数寄せられた。
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TODAY
12月23日(火)
12月25日(木)



