トランプ大統領の動きについて、舛添氏は「国際法違反であり国連憲章違反で、こういうことをしてはいけない。ただ今までもアメリカはやってきている。パナマ運河のあるパナマでは、ノリエガ将軍が独裁をしていたが、1989年の年末に米軍が入り、1月にノリエガ氏を拘束した」と回想する。
また、「私自身の経験では、イラクに『自衛隊を派遣する準備をしろ』と派遣された。まだサダム・フセイン氏が生きている危険な状況の中で、2003年3月に命がけで行った。そしてその年の年末に、隠れていたフセイン氏が拘束された。死刑になったが、理由はイギリスやアメリカが言うには『大量破壊兵器をフセイン氏がいっぱい持っているため、危ないから入った』。しかしふたを開けたら、それはウソだった。アメリカは今回、明確にそれと同じことをやった」と指摘する。
マドゥロ氏の背後には、キューバの存在があるとされる。「キューバは親米的だったが、カストロ氏が1959年に革命を起こした。キューバはベネズエラ以上に、アメリカの“裏庭”にある。そこにカストロ氏が社会主義政権を作ってしまった。どうしても親米派は汚職腐敗にまみれていて、『けしからん』と国民が(反米派を)支持する」。
その後に起きたのがキューバ危機だ。「カストロ氏が当時のソ連から、ミサイルの材料をもらい、ミサイル基地を作ろうとした。そこでアメリカのケネディ大統領が1962年10月に海上封鎖して、ソ連のフルシチョフ首相に圧力をかけた。ソ連が降りて、ミサイル基地を撤去したため、キューバ危機はなくなったが、核戦争になる可能性があった。40年後にまったく同じことがベネズエラで起こっている」。
マドゥロ氏は、今後どうなるのだろうか。「国家元首は海外で訴追されず、してはいけない。訴追免除だ。アメリカは『マドゥロ氏は国家元首ではない。不当に選ばれた』と言っているが、建前上、国際法では国家元首を訴追できない。マドゥロ氏の弁護団は『国家元首は免責だ』と戦うと思うが、まだどうなるか分からない」。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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