第5位は「中道改革連合の公約に『目玉なし』」。「既存の勢力が選挙目当てにくっついただけに見えた。これでは無党派層の支持は得られない」「『共同代表だった斉藤鉄夫氏と野田佳彦氏の2人の顔が古い』などは最初から懸念されていた。そのせいだとするとこの現象を矮小化してしまうと思う。何よりも公約に目玉がなく、特に無党派層の期待感を集められなかった点が大きい」と指摘する。
そして「選挙戦で演説を聞けば、『なぜ中道という塊を作ったか』『公明党の人たちは決断して偉かった』という話がほとんどで、政策の話にならず、守りの選挙だった。政策も消費税は自民党と違いがなく、安全保障も原発も立憲と公明がくっついたことで自民党とさほど違いがない。簡単に言うと『やや右寄りの高市氏』と『やや左寄りの中道』の左右の対決だけになった。それだけだと投票する理由にならなかった。みらいのような先進性や、日本を成長させるにはどうするのかなど、何らかの公約の目玉が必要だったのではないか。新代表の小川淳也氏が目玉を打ち立てられるのかが、大きな焦点だ」と語った。
第4位は「自民党 名簿が足りず14議席返上」だ。自民党は比例の獲得議席が、候補者の数を上回ったため、14議席を他党へ譲った。青山氏は「これは躍進したみらいの11議席よりも多く、あり得ないことだ。自民党ですら『最高でここまでだろう』という得票を超えてしまったことだと思う。前回、国民民主が3議席返上したが、14議席は今までにない数だ。これがなければ、れいわは1議席も取れなかった」と話す。宮崎氏は「制度としてはおかしい。民意を反映できていない。自民党を応援したいと思って入れた票が、死に票どころか逆票になるので。制度を変える必要があると思う」
第3位は「裏金問題の焦点 下村博文元文科大臣が当選」。旧安倍派の元事務総長として、派閥裏金事件で党員資格停止1年の処分を受けた下村氏は、前回は落選したが、今回は当選した。「これで企業団体献金の規制など『政治とカネ』を巡る議論が立ち消えになることが懸念される」。
「中道などは裏金問題を忘れてはいけないと訴えていた。旧安倍派の事務局長が、安倍氏が(還流を)やめろと言った時にやめなかったのは、下村氏の指図だったと法廷で証言している。下村氏は否定しているが、本当かどうかわからず、裏金問題の一種の焦点となっている人物だった。ただこの人でさえ、小選挙区で大差で勝った。これで『裏金問題は国民から許された』と自民党が言ってくる可能性も高いし、“政治とカネ”の議論がうやむやになる可能性もある。それぐらい象徴的な存在だった」
第2位は「鈴木貴子広報本部長『高市人気丸乗り戦略』」
