今回の救助について、元大阪市消防局救助隊員の防災YouTube「レスキューハウス」のタイチョー氏は「僕は5時間半で救助できたのはすごく早かったと思っている」と評価して、「単体のエレベーターだと機械室で手動でブレーキをかけて、安全確認が取れたらエレベーター会社と連携をとって扉を開放する」と、救助の際の手順を説明。

 その上でカゴの落下防止など対策を取り、近くの階から降りてもらうというが、スカイツリーは4階の入り口から地上350メートルの天望デッキまで一気に移動する作り。そのため近くの階に移動するのではなく、復旧させた隣のエレベーターを横付けし、2基の間にステンレス製の橋をかけて救出することになったという。

 タイチョー氏は「本当に高所というのは2メートルも落下すれば命が奪われる危険性が極めて高い。30メートルというのはビルの高さでいうと9階から10階建て。そこから一気にエレベーターのカゴが落下すると助からない可能性がある。それぐらい危険で過酷な状況だった。『このまま落下してしまうのではないか』という精神的な不安にも繋がると思うので、皆さんが思っている5時間半以上のつらさがあっただろうなと思う」と解説した。

エレベーターに閉じ込められた場合どうすべき?
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