■望まれる「政教分離」と「王政復古」の期待
では、今後どのような政権を求めているのか。遠藤氏は、調査をなぞりつつ「イスラム共和国以外の“世俗的な共和制”を16.2%、連邦制を9.6%が求めている。20〜21%程度が王政で、残りはあまり関心がない。こう見ると、王政を望む声は強いが、どのような王政かが重要だ。革命前のパーレビ国王時代の独裁的な王政は誰も望んでおらず、いわゆる立憲君主制になるのでは」との見立てを示した。
加えて、「政教分離」も課題となっている。「イラン国民に政治課題を聞くと、多くの人が『宗教と政治がごっちゃになっていることだ』と答える。王政時代には、世俗的な政治で政教分離できていたため、今もできないことはない」。
カゼミさんは「パーレビ国王時代に分離できていたからこそ、王政に戻ってもいいのではという声は多い」と話す。「王子(パーレビ国王の長男であるレザ元皇太子)がリーダーシップを執って、投票所まで誘導して、政治は国民の判断に委ねる。本人は『国王になる』ではなく、『1人の国民として投票する』と言っている」。
(『ABEMA Prime』より)
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