勝利した藤井棋王は、「全体として非常に判断の難しい将棋だった」とコメント。フルセットに向けて「最終局になるので精一杯頑張りたい」と静かに闘志を燃やしていた。敗れた増田八段は、「中盤以降でうまくいかない部分があった。そのあたりに時間を使ってしまったことが反省点」。第5局へ「最終戦で後がないので、先後どちらも準備して最終戦に向かいたい」と語った。
この勝利でシリーズ成績は2勝2敗のタイに。藤井棋王がタイトル戦でカド番に追い込まれるのは珍しい事態だったが、プレッシャーを跳ね除けてフルセットへと持ち込む底力は、まさに絶対王者の証明と言えるだろう。
一方の増田八段は、あと一歩のところで悲願の初タイトルは“お預け”に。しかし、シリーズを通じて王者・藤井棋王を苦しめる堂々たる戦いぶりを見せており、最終局での巻き返しに期待がかかる。
防衛4連覇を目指す藤井棋王か、それとも悲願の初タイトル奪取を狙う増田八段か。両者の意地とプライドが激突する運命の最終・第5局は、将棋ファンの熱い視線を集める大一番となることは間違いない。3月29日に鳥取市の「有隣荘」で行われる頂上決戦の結末から、最後まで目が離せない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





