将棋の第51期棋王戦コナミグループ杯五番勝負第4局が3月15日に行われ、藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、棋聖、王将、23)が増田康宏八段(28)に勝利。シリーズ成績を2勝2敗のタイに戻した。盤上ではカド番をしのぐ息詰まる大熱戦が繰り広げられたが、終局後の両者の表情をパッと明るくする心温まるサプライズが待っていた。
相掛かりの複雑なねじり合いとなった第4局。盤上で火花を散らす大熱戦と並行して、大盤解説会場ではファンによる心温まる応援企画が催されていた。来場したファンが対局者への熱い思いを付箋に記し、それを色紙にびっしりと貼り付けて贈るという愛にあふれた企画だ。
死闘を制し、防衛に向けて首の皮一枚つながった藤井棋王。終局後、メッセージで埋め尽くされた特製の色紙を受け取ると、張り詰めていた緊張の糸が解けたように思わず顔をほころばせた。
「あのような形で応援メッセージはなかなかもらえないので嬉しかったです。励みになります」と喜びを語った藤井棋王。色紙には、「防衛あるのみ!Fight!」や「聡太先生 棋王防衛!がんばってください」、「藤井先生 これからも応援しております」といったファンからの熱いエールが所狭しと並んでいた。中には小さな子どもの筆跡とみられる可愛らしい文字で「がんばれ ふじい」と書かれたメッセージもあり、激闘の疲労も吹き飛ぶような言葉の数々に絶対王者もすっかり癒やされた様子だった。




