その痛みを2度経験し、2度の尿管結石手術を乗り越えた人物がいる。元『週刊SPA!』副編集長の田辺健二氏は「最初になったのは24歳で、SPA!の駆け出し編集者のとき。深夜、会社近くで激しい腹痛が起きて、あまりの痛みに嘔吐するぐらいの痛み。歩けない、そこでうずくまる。路地裏にいたので、本当にはいつくばった感じで、ほふく前進みたいな感じで路上に出て助けを求めた。とにかく怖かった。先生にも『この若さでなるのは珍しい』って言われた」と振り返る。
田辺氏が最初に尿管結石を経験した際は、救急車で病院に搬送。幸いにも石が5ミリと小さかったため、点滴を受けて自然排出したという。2度目は14年後の38歳のときで、またも突然だった。自宅で酒を飲んでいたとき、突然の激痛に襲われ緊急搬送。石は12ミリで自然排出は不可能と言われ、手術を選択した。体外衝撃波という術式で、体の外から結石に衝撃波を当て砕き、尿とともに自然排出させる方法だ。
手術について田辺氏は「ゴム銃みたいなものでパチパチ。1秒に1回パチパチ、3000発ぐらい受ける。衝撃波が石にクリティカルヒットするだけで激しい痛みが押し寄せてきて、とにかくめちゃくちゃ痛い。本当に地獄のような経験」と振り返った。
手術は無事終了したが、半年後に人間ドックを受けた際、また石が発見されたという。田辺氏の体はいつしか結石量産工場になっていた。石を放置すること12年、その間に四十肩の激しい痛みに襲われ、サイレントマニュピレーションという術式で治療したことも。
術後のリハビリを続け、肩の痛みから解放されたころ、50歳になった田辺氏は医師から「放置したままの結石が17ミリもあります。早めに手術を受けてください」と告げられたという。「このままだと、ゆくゆくはもっと大きくなっていって尿管が詰まってしまうから、最終的には腎臓の機能が停止する可能性もある」と言われたことも明かした。田辺氏の腎臓のCT画像を見ると、17ミリの尿管結石と判断される白い塊が確認できた。
田辺氏は今年3月上旬に手術を決意し、今回は内視鏡手術のため全身麻酔を受け結石を除去した。レーザーで粉砕して取り出すため、巨大な結石は粉々に。その数は10個。手術は成功、痛みの原因は除去できたものの、この痛みの物語は終わらなかった。
手術後も続く痛み…
