優等生から「女ヤクザ」へ 10年ぶりに絶縁状態の長男と再会も「出て行けバカ野郎!」と罵倒され…崩壊した家族の絆を取り戻そうともがく姿

テレメンタリー
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■長男・大輝さん(28)との再会を目指して

息子たちの写真を見つめる西村
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 西村は過去の自分を悔やみ、息子たちへの想いを募らせる。「子どもが寝静まったのを見計らって。ここ(リビングのテーブル)でシャブ(覚醒剤)を100グラムずつあるじゃないですか、それを10グラムずつ分けて販売していました。相手(夫)は全くお金を出さない。子ども育てるのにお金が必要じゃないですか、どうしてもやめられなくて。介護とか医療事務(の資格)も取ったけど、結局イレズミがあるから使ってもらえず。もうちょっと頭使って、正業のほうに力を入れて育ててあげれば(逮捕されて)新聞に載ることもなかったし。それはすごい反省しています」。

「会いたいですね。会って、自分のいままでの行動を謝りたいですね。和解してまた元のように仲良くなりたいです」。

 2024年6月上旬、西村は長男・大輝さん(28)に会うため東京へ向かった。新幹線の中で2人の息子の写真を見つめる。「上の子(大輝)は色んなことをやらせた。格闘技をやっているじゃないですか。格闘技が合ってたんですかね。(高校卒業後)東京に行ってプロになりましたけど。いま何をやっているか、すごい心配ですもん。ちゃんとお金を持っているのかとか、ちゃんと食べてるのかどうか」。

 そして、ついに大輝さんが住むマンションに到着した。西村は緊張しながら、玄関のドアをノックする。

「誰だ?」(大輝さん)
「大輝!」(西村)
「誰だよ」(大輝さん)
「お母さんやて」(西村)
「出て行け、調子こくなよこの野郎、出て行けや」(大輝さん)
「ちょっと開けて」「ちょっと開けて」(西村)
「うるせえバカ野郎、出て行け」(大輝さん)
「なんで?会えんの?」(西村)
「なんでお前に会わなくちゃいけないの?」(大輝さん)
 「お金に困ってないんか?出て来いって格好つけとらんでいいで」「おい、出て来いって」(西村)

 西村はマンションの踊り場でしばらくうろうろしていたが、大輝さんは一向に出てこない。戻った車中でメモを書き、新聞受けに手紙を残したが、その3日後、大輝さんの厳しい返事が、YouTubeチャンネルの動画を通して届く。

「こんな手紙いらねんだよ、バカヤロー、こだれよ、これ、ゴミ箱行きだよ、こんな手紙、あんま勘違いすんなよ、この野郎、二度と俺の家にやってくんじゃねえぞ」

実家での拒絶と親の心を知る日
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