■親子の新たな関わりとこれからの道
「いきなり来られて、ドアも強くドンドン叩かれて正直腹は立った。腹は立ったけど、別に過ぎたことだし。一緒にいるメリットが正直なかったんで。今回は格闘技に協力してくれるってことだったんで、自分としてもメリットだなって思って、今日話させてもらった感じ」(大輝さん)
「自分のやりたいことは一生懸命やって頑張れって感じですね。自分はそのためなら一生懸命応援します。ちょっと子どもっぽいと思ったけど、これだけハキハキとものを喋れて、大きくなって、すごいしっかりして嬉しいです」(西村)
2025年1月、愛知県内。自宅でトレーニングに励む大輝さんの姿があった。「テレビの撮影に応じた理由は?」と問われ、大輝さんは「これ言ったら炎上するかもしれないけど、映ったら売名になるのかなって…。応援したいって言う人が1人でも2人でも増えたらそれはいいじゃないですか。俺はヤクザでも何でもないし、俺は俺だし。あいつとは違うんで。俺はまじめに生きていくので。そういうのをカメラの前で見せられたらいいかなって感じですね」と語った。
一方、西村はNPO団体・五仁會の会食で「いまスポンサーを探しています。息子の大輝ですけど、応援よろしくお願いします」と協力者を募る。
「やっと子どものためにやってあげられるなというか。いままで10年くらい離れてきた分、その分を取り戻してやってあげようかなって」(西村)
それから3ヶ月後。それまで母親との過去についてほとんど話をしなかった大輝さんが、トレーニングの後、当時の記憶を振り返った。「ジム内で(母親と)口げんかしたことがある。そしたらなんて言われたと思います?『歩いて帰れ』って言われたんですよ。置いていかれちゃった。6キロ歩いて帰りました。ははは。あいつふざけてるなって思って。慣れですよね、そういうのって。つらいっていうのはなかったです。当たり前だったから。そういう感じですかね…」。
※年齢等は2025年7月12日地上波初放送時
(朝日放送テレビ制作 テレメンタリー『赦し 続「女ヤクザ」の懺悔録』より)

