■「津壁」としての脅威と命を守る避難
津波の恐ろしさについて、長尾氏は「波」ではなく「水の塊」であると強調する。
「津波は塊。『水の壁』で、波ではない。1メートルの津波に入ると、残念ながら死亡率は100%とも言われている。しかも溺死ではなく打撲。水中でコンテナにぶつかったり、船にぶつかったりして亡くなる。家が壊れるのも、塊としてぶつかるからだ」。
避難については、ハザードマップの確認と躊躇ない行動を求めた。
「大事なのは、非常に大きく長く揺れたら躊躇なく高いところへ逃げる。津波に関しても高いところにさえ逃げれば問題ない。ハザードマップについては、自宅が津波浸水域に入っているか否か。あとはできる限り地震の場合はご自宅で過ごしてほしい。もし津波の影響がなければ、自宅で暮らすということが一番いいです。避難所の環境は劣悪だ」。
■現代の備えは「スマホと水」
