ファンを感動させたのは、対局後の感想戦での一幕だ。対局室には、山本五段や今年4月にプロ入りしたばかりの川村悠人四段(27)ら弟子たちが続々と駆けつけた。
愛弟子たちに囲まれ、師匠としての顔をのぞかせた小倉八段。「北村(啓太郎三段)には四段になってもらいたいし、山本、川村にはタイトルを獲ってもらえたら」と大きな期待を込めつつも、「でも(そうなれば)お祝い会をしなきゃいけないから大変なんだけどね(笑)」と冗談を交え、周囲を和ませた。
師匠の最後の舞台を弟子たちが見届ける。勝負の世界の厳しさと、将棋界ならではの深い絆が交差した瞬間に、ABEMAの中継を見守っていた視聴者も大盛り上がりとなった。
コメント欄には、愛弟子の登場に「ひろし~」「一門総出か」と沸き立つ声のほか、「この空気感、大切にしたい」「師匠がいて、弟子がいる、っていいなあ」「師弟制度って将棋界ぐらいしかないからな」といった感涙のコメントが殺到。小倉八段が残した将棋への思いが、弟子たちへ確かにバトンタッチされたことをファンも共有する、優しさに包まれた一日となった。
(ABEMA/将棋チャンネルより)




