【WRC 世界ラリー選手権】第6戦 ラリー・ポルトガル(5月7日ー10日)
10日まで開催された世界ラリー選手権のラリー・ポルトガル。伝統のグラベル(未舗装路)ラリーの最終ステージで、日本人ドライバーの勝田貴元が名物のスポットで大ジャンプを見せたが、同ステージを走行したドライバーで唯一、その飛距離が測定されない珍事が発生した。
注目の場面は、競技最終日デイ4の最終パワーステージとなったSS23。そこには世界中のラリーファンに知られる名物スポット「ファフェジャンプ」が待ち構えていた。多くのドライバーが慎重かつダイナミックに飛び越えていくなか、トヨタの勝田貴元(トヨタ)が駆るGRヤリス・ラリー1ハイブリッドが異次元の跳躍を見せた。
勝田は猛烈な勢いでジャンプスポットへアプローチすると、先行したセバスチャン・オジエ(トヨタ)が29メートルを記録していたが、勝田のマシンは明らかにそれを上回る30メートル超の飛距離に到達した。しかし、あまりに飛びすぎた影響か、他のドライバーでは表示されていた公式の飛距離データが、勝田の時だけは表示されない“測定不能”の状態に。実況のピエール北川氏も「フロントは30(メートル)超えてましたよね」と驚きを隠せない様子だった。
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