共産党の田村智子委員長は11日の記者会見で、高市陣営によるネガキャン(誹謗中傷)動画疑惑について、「高市陣営が関わっていたとすれば、権力を握るための謀略と言わざるをえない」と厳しく指摘した。
田村委員長はまず、「高市首相の公設第1秘書が自民党総裁選、そして総選挙で、他の候補者の印象を悪くするためのデマも含む、誹謗中傷動画を大量に作成し拡散した事に関わっていた疑惑が国会でも大問題となっている。質疑の中で公設秘書本人が、動画を作成したと証言した人物と面識があることは、高市首相も否定できなくなった。山添議員が6月5日に質問したときにはその事実を認めないと答弁していたが、前言を撤回せざるを得なくなる事態となっている。動画作成に関わるZoom会議の音声を確認したのかということも問題になってきたが、秘書本人が自分ではないと言えない、自分であることを否定できないという状況になっている」と、事態が変化してきていることを指摘。
続けて「これ、単なるスキャンダルということでは済ませられない、本当に民主主義に関わる重大問題です。この中傷動画というのが大量に出回ったと、総裁選の時にもそして総選挙の時にも。そして選挙にも影響を与えているということは事実なんですね。中傷動画が作成された、これ事実です。作った人も私が作りましたと名乗り出ている。そうすると、誰の指示で、どういう経緯でこうした動画が大量に作成され、大量に拡散されたのか。どういう手法で。これ真相解明が必要になっています。高市陣営が関わっていたということを作った本人が証言しているわけですからね」と述べた。
さらに「これは政権与党の総裁選なんですよ。政権与党の総裁選というのは事実上総理大臣を選ぶ選挙になると国民的に受け止められている。事実上の総理を選ぶ選挙において、デマを含めた中傷の動画で世論を誘導するようなことがあったとしたら極めて重大ですね。総選挙は言わずもがなです。とりわけ今年行われた総選挙というのは、高市首相自身が『私が総理でいいのかどうかを国民に問う選挙だ』と言ったわけですよ。そういう選挙の中で、野党候補者に対して大量の中傷動画、その作成・拡散に高市陣営が関わっていたということになれば、これはまさに権力を得るための、権力を握るための、権力を確かなものにするための謀略が行われたと。ナチス的手法の謀略が行われたと指摘せざるを得ません」と主張した。
加えて「今のところ高市首相にそういう重大問題だという自覚が全く見られない。私は関与していません、秘書が関与していたかどうかよく分かりません。ごまかそうとする。あり得ないことです。自民党の総裁として、まさに民主主義を壊す、権力を握るための謀略という疑いがかけられているわけですから、徹底した真相解明への責任を果たさなければならない」と高市総理の姿勢を批判した。
記者の指摘に田村委員長の答えは?
