「安らげる場所は一切なかった」4歳から18歳まで親や兄弟のケアを続けた当事者「学校の物が買えず、貧困に気付く場面もあった」「他の子が遊んでいる中、自分は帰って家事をしていた」

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■「4歳から18歳まで続いた」ヤングケアラー当事者

乃亜さん
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 6人兄弟の乃亜さんは、幼少期から親や兄弟のケアを行ってきた。「始まったのは4歳頃から。姉が早くに子どもを妊娠したために、赤ちゃんを保育所に連れて行った後、自分も保育園に通っていた。母の精神状況が不安定で、姉もマタニティーブルーだった」。

 ヤングケアラーだと気付いた経緯を「学校の物が買えず、貧困に気付く場面もあった。他の子が遊んでいる中、自分は帰って家事をしていた」と振り返り、「家は安心できる場所ではなかった」と明かす。

 そうした状況が「4歳から18歳まで続いた」という。「安らげる場所は一切ないに近い。小さいコミュニティーで育ち、大人を信頼していない子どもに育った。学校は学ぶ場所であり、楽しい場所ではなかった」。

 家族の反応については「母の精神が安定していたり、ギャンブルに行かなかったりする日には、『大好きだよ』『生まれてきてくれてありがとう』と言われ、その一言だけで自分が肯定・理解されたという、安心感や幸福感を覚えた」と語る。

 外部の支援は「あるにはあったが、『大丈夫?』と聞かれた時に、これが当たり前に育ってきたから『大丈夫』と言うしかなかった。家事をしなければ手が出てきて、精神も揺れ動く」のだという。

■あおちゃんぺ「親から『言うな』と洗脳されてきた」
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