「安らげる場所は一切なかった」4歳から18歳まで親や兄弟のケアを続けた当事者「学校の物が買えず、貧困に気付く場面もあった」「他の子が遊んでいる中、自分は帰って家事をしていた」

ABEMA Prime
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■「学校に伝えないで」と子どもたちが望む理由

持田恭子氏
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 ケアラーアクションネットワーク協会代表理事の持田恭子氏は、自身もヤングケアラーだった過去を持ち、現在は支援活動を行っている。「小学校3年生の時に母親が精神的に不安定になり、いつも『死にたい』と言っていた。それ以前は友達と夕方遅くまで遊んでいたが、ウソをついて一目散に家に帰るようになった。友達がだんだん疎遠になっていき、『付き合いが悪い』と、いじめにも発展した」。

 そうした経験の上で、「学校に伝えないで」と子どもたちが望む理由として、3点挙げた。「まずは『家族がいきなり引き離されてしまうのでは』。支援はハードルが高く、大ごとになる不安があり、かえって隠して孤立に向かってしまう。2つ目は『かわいそうな弱者だと思われたくない』。人に頼る発想が浮かばず、たとえそれを知識として習っても、実際の友人関係とは異なる。そして3つ目が『親から口止めされる』だ」。

 行政などの関与は「“ヤングケアラー”の言葉が認知され、ようやくタッチできるようになった。『行政に何ができるのか』の議論は早急すぎる。まずは仲間同士のサポートが大切だ。同じ経験をした人同士が出会う場所はいくつもあるが、それを行政は把握していない。自分の地域に、どれだけサポート団体があるかを把握して、まずはそことつなげる。いきなり支援を入れるとなると、不安や恐れが生じる。まずは行政と団体が連携して、そうした場に子どもや若者を紹介することが大事だ」と訴える。

 あおちゃんぺは、情報を周知する上で「友達の反応が怖い」と心配する。「“ヤングケアラー”と聞いて、友達が『何これ』とバカにした様子になると、もう明かせなくなる。大々的にみんなの前で言われるのは結構怖いかもしれない。1人ずつなら楽かもしれないが、みんなのリアクションが見える場は怖い」。

 乃亜さんは「気付いてくれる大人」の重要性を語る。「髪の毛を切ったときに、ただ『切ったね』だけでなく、『切ったけど心境が変わった?』のように、その人の奥深くまで察してくれる人がいたら良かった」と話した。

(『ABEMA Prime』より)

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