見せ場となったのは南3局。高津は2万3400点持ちの2着目で、トップ目は3万5300点持ちの堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ・協会)という状況だった。高津の配牌は、ピンズで1面子、マンズとソウズにそれぞれ両面ターツとカンチャンターツが1つずつあり、ドラの4索も1枚抱える好材料。しかし、ここから思うようにツモが効かず時間がかかってしまう。そこへ親の堀から6巡目にリーチ・赤・ドラのカン3索待ちで先制リーチを浴びせられた。
周囲に強烈なプレッシャーがかかる中、高津は10巡目に勝負の分かれ目を迎える。ここは引けないと腹をくくったか、無筋の1索を強気にプッシュ。この決死の押しが功を奏し、12巡目に9索を引き入れてテンパイを果たす。高津はキュッと唇を噛むようにして気合いを入れると、リーチ・平和・ドラの五・八万待ちで即リーチを宣言した。山には3枚残されていた。
この向かっていく姿勢が劇的な結末を呼び込む。直後、当たり牌の八万を掴んだ堀がこれをツモ切り。高津の「ロン」の発声が響き渡った。リーチ・一発・平和・ドラの満貫、8000点(供託1000点)の直撃となり、Mリーグ最高峰の実力者へ痛烈なカウンターを浴びせた。
この勇気ある選択に、解説の河野直也(最高位戦)も「よく押したね!1索。あそこが本当にターニングポイントだった」と絶賛。コメント欄も「押したご褒美」「きたーー!!」「ナイス押し!!」「この子良いやん」「いい麻雀してるな」「これ押せたのは強い」と大絶賛の声で埋め尽くされた。夢のMリーグ入りを引き寄せるような高津の熱い闘牌は、視聴者の心に強い印象を焼き付けた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント 現Mリーガー40人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者32人、計72人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手、個人タイトル獲得の4選手は、シード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、3rdステージに分けて行われ、勝ち上がった16人がファイナルステージへと進む。賞金総額は3000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
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