日本将棋連盟による10月14日週の公式戦は、藤井聡太七段が15日の順位戦C級1組の対局で5連勝を目指し宮本広志五段と対局。18日には最年少タイトル挑戦・獲得へとつながる、王将戦挑戦者決定リーグ戦で糸谷哲郎八段と戦う。主な対局は以下のとおり。
10月15日(火曜日)
順位戦C級1組 青嶋未来五段 対 島朗九段 (携帯中継)
順位戦C級1組 佐々木勇気七段 対 佐藤和俊六段 (携帯中継)
順位戦C級1組 千葉幸生七段 対 石井健太郎五段 (携帯中継)
順位戦C級1組 藤井聡太七段 対 宮本広志五段 (AbemaTV・携帯中継)
B級2組への昇級を目指す藤井七段が、今期の5局目に挑む。ここまで土つかずの4連勝は、藤井七段を含めて5人。この中で、前期の成績を元にした順位で最上位(3位)の藤井七段が、昇級争いのトップに立っている。昇級は上位2人までだが、全勝であれば3人以上でも全員が昇級。藤井七段としては、全勝を目指して戦いつつ、最終戦を前に昇級が決まるような理想的な展開へと進みたいところだ。対局の持ち時間は各6時間で、先手は藤井七段。
順位戦C級1組 安用寺孝功六段 対 及川拓馬六段 (携帯中継)
10月16日(水曜日)
王位戦予選 丸山忠久九段 対 渡辺正和五段 (携帯中継)
大阪王将杯王将戦挑決リーグ 豊島将之名人 対 羽生善治九段 (将棋プレミアム・携帯中継)
マイナビ女子オープン本戦トーナメント 里見香奈女流六冠 対 伊藤沙恵女流三段 (携帯中継)
10月17日(木曜日)
順位戦A級 三浦弘行九段 対 稲葉陽八段 (AbemaTV・携帯中継)
豊島将之名人への挑戦権を争うA級は、渡辺明三冠が唯一の4連勝で頭ひとつ抜けた状態に。どの棋士が渡辺三冠に土をつけて、混戦に持ち込むかが焦点になっている。三浦九段は、現在1勝2敗と負けが先行しているが、日本シリーズで豊島名人、王将戦挑戦者決定リーグで広瀬章人竜王を下すなど、地力を発揮している。稲葉八段は現在2勝1敗。過去に名人挑戦の経験はあるだけに、2度目の挑戦に向けて、しっかりと白星を積み重ねたいところだ。持ち時間は各6時間で、先手は三浦九段。
順位戦C級2組 三枚堂達也七段 対 石田直裕五段 (携帯中継)
順位戦C級2組 大橋貴洸五段 対 斎藤明日斗四段 (携帯中継)
順位戦C級2組 西田拓也四段 対 黒田尭之四段 (携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦一次予選 藤井猛九段 対 瀬川晶司六段 (AbemaTV)
マイナビ女子オープン本戦トーナメント 香川愛生女流三段 対 和田あき女流初段 (携帯中継)
10月18日(金曜日)
竜王戦4組昇決 谷川浩司九段 対 西尾明七段 (携帯中継)
大阪王将杯王将戦挑決リーグ 羽生善治九段 対 久保利明九段 (将棋プレミアム・携帯中継)
大阪王将杯王将戦挑決リーグ 糸谷哲郎八段 対 藤井聡太七段 (将棋プレミアム・携帯中継)
王将戦挑戦者決定リーグは7人参加の総当たり。広瀬章人竜王、豊島将之名人をはじめ、藤井七段を除く6人全員が順位戦A級以上という超ハイレベルなリーグになっている。最上位者が、渡辺明王将(三冠)への挑戦権を得る。持ち時間は各4時間。1回戦が抜け番になっていた羽生九段は2回戦から初登場。
朝日杯将棋オープン戦一次予選 佐藤秀司七段 対 長岡裕也五段 (AbemaTV・携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦一次予選 村田智弘六段 対 中村亮介六段 (携帯中継)
10月19日(土曜日)
加古川青流戦第1局 池永天志四段 対 服部慎一郎三段 (携帯中継)