タイトル通算23期を誇る名棋士であっても、経験したことがない戦いがあった。団体戦だ。アマチュアでは「職団戦」を筆頭に団体戦の大会があるが、プロの世界には仲間と手を取り、肩を組んで戦うものは存在しなかった。渡辺明三冠(35)が「アマチュアからも含めて初めて」と言って臨むのが「第3回AbemaTVトーナメント」。自分自身で仲間を2人選び、3人チームを作る初の試みに興味津々だ。