将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が7月1日、王位戦七番勝負の第1局で木村一基王位(47)と対局中だ。ヒューリック杯棋聖戦五番勝負では、渡辺明棋聖(棋王、王将、36)に対して2連勝し最年少タイトル獲得に王手をかけているが、2つ目のタイトル挑戦となる王位戦では、どんな戦いを見せるか。
最年少でのタイトルを狙う藤井七段と、昨期最年長でタイトルを獲得した木村王位の対局は、今回が初手合。非公式の早指し棋戦「AbemaTVトーナメント」では、三番勝負で藤井七段が2勝1敗と勝ち越したことがあるが、若手有利の早指し戦において、“千駄ヶ谷の受け師”の異名を持つ木村王位が、互角の戦いを繰り広げたことで将棋ファン・関係者の注目を集めた。
今回は早指しとは正反対となる2日制の長時間対局。藤井七段にとっては初の体験になる。戦前には「じっくり考えられるのは楽しみです」と語っていたが、最近では序盤・中盤に惜しみなく時間を使い、終盤では一気に指し進めるといった特徴も見られている。日をまたぐ戦いで、どんなタイムマネジメントをするかも、勝敗を左右するポイントとされている。
本局の持ち時間は各8時間の2日制。振り駒の結果、先手は藤井七段。第2局以降は、先手・後手が今後に入れ替わり、最終局までもつれ込んだ際は再度振り駒で決める。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
木村一基王位 三河鮮魚の海鮮丼 藤井聡太七段 三河鮮魚の海鮮丼
【昼食休憩時の残り持ち時間】
木村一基王位 7時間3分(消費57分) 藤井聡太七段 5時間57分(消費2時間3分)