将棋の王位戦七番勝負第2局が7月13、14日の2日間に渡って行われている。藤井聡太王位(棋聖、18)と豊島将之竜王(叡王、31)という、現在のプロ将棋界における超トップ棋士同士の対局は、多くの関係者やファンから注目をされているが、この大一番が無事に行われるためにいるのが立会人。この王位で初タイトルを獲得した広瀬章人八段(34)が、今度は人生初の正立会人を務めることになった。「副立会人は何回かあるんですけど、正立会人は責任感が違いますね」と、笑顔の中にも緊張感を漂わせるが、何よりも気になっているのが2日目の朝に行う「封じ手の開封」だった。