サッカー日本代表は今年11月にFIFAワールドカップを控える中、来月にブラジル代表など4カ国と対戦する。その日本代表率いる森保一監督は、今回もVfLボーフム所属のFW浅野拓磨(27)を招集するようだ。17日、ドイツ紙『WAZ』が伝えている。

 浅野拓磨はFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選で10試合中6試合に出場。3月24日のオーストラリア戦ではコンディション不良により代表辞退したFW大迫勇也(32)の代役として先発出場。ゴールこそあげられなかったものの、日本代表のカタールW杯出場権獲得に貢献していた。

 また、カタールW杯アジア最終予選終了直後の4月2日に行われたブンデスリーガ第28節・ホッフェンハイム戦では2ゴールをマーク。ドイツ代表のハンジ・フリック監督が視察に訪れる中で好調ぶりをアピールすると、4月30日の第32節・ドルトムント戦では2アシストでチームの勝利に大きく貢献していた。

 そんな浅野拓磨について『WAZ』は、「浅野拓磨は日本代表のツアーへ向かう」と報道。これによると、VfLボーフムのトップチーム所属選手は来シーズンにむけての全体トレーニングを6月20日から行う予定となっており、それまでは休暇が与えられているとのこと。ただトーマス・ライス監督は「アサノは5月23日から6月14日まで離れる。彼はその後に休暇をとるだろう」とコメント。同選手の日本代表招集が確実であることを示唆している。

 浅野拓磨は昨年5月にセルビア1部の強豪パルチザンを契約解除により退団。翌月にVfLボーフムに加入すると、今季はリーグ戦全34試合中20試合に先発出場して3ゴール4アシストをマーク。今年2月以降はレギュラーに定着し、ブンデスリーガ残留の原動力となっていた。

 なお、日本代表は6月2日にパラグアイ代表と対戦し、6日には国立競技場でブラジル代表と激突。その後はガーナ代表など2カ国と対戦予定となっているが、これら4試合に臨む代表メンバーは今月20日に公式発表される。