サッカー日本代表と対戦経験のあるサウジアラビア代表FWファハド・アル=ムワッラド(27)は、ドーピング違反によりFIFAワールドカップ・カタール大会に出場できないことが確実となった。
サウジアラビア1部アル・イテファク所属のアル=ムワッラドについては、今月はじめに行われたドーピング検査で陽性反応が出たとサウジアラビアメディア『so3ody』が報道。サウジアラビア・アンチドーピング機構(SAADC)は選手本人やアル・イテファクに対して聞き取り調査を行っているとみられていた。
するとSAADCは今月16日、アル=ムワッラドに対してドーピング違反が認められたとして1年半に及ぶサッカー活動への参加禁止処分を通達。これにより、同選手はカタールW杯出場への道が絶たれている。
なお、アル=ムワッラドはサウジアラビア代表では通算62試合に出場。2018年開催のロシアW杯に出場したほか、カタールW杯アジア最終予選でも攻撃陣の中心選手として10試合中9試合で先発出場。2月1日に埼玉スタジアム2002で行われた日本代表との直接対決でもスタメン出場していた。
一方で同選手は2019年4月に行われたサウジアラビア国内リーグ戦で禁止薬物を使用していたことにより、2019年5月から1年間の公式戦出場禁止処分が科されていた。