日本代表を率いる森保一監督が17日、オンライン取材に応じた。
6月に国内での4連戦を控える日本代表。FIFAワールドカップカタール2022を前に、国内外の選手すべてを招集できる機会はこの4試合と9月の2試合のみとなる。これまで“1チーム2カテゴリー”として、東京五輪代表含めてラージグループを形成しながらチーム強化を続けてきた森保監督だが、ここからの新戦力発掘については「可能性はあると思いますが、これまで未招集の選手を招集していくことは確率的には少し低くなるとは思っています。招集しているから(選手を)見ているのではなく、少しでも多くの選手、試合を見て、漏れがないようにしているので、そこはこれからも続けていきたいと思います」とコメント。これまでに短期合宿や世代別代表を含めて、招集歴がない選手に対しての見解を明かした。
来日予定のブラジル代表メンバーが発表されてから、初のメディア対応となったが、印象を問われると「W杯本番をにらんでチーム作りをしていると思っています。ラージグループを作って戦うことも考えられましたが、素晴らしい選手がたくさんいますので、本番を見据えて何かあったら入れ替えて戦っていくのだろうなとは感じました。ベストなメンバーで戦い、次に進んでいくと思っています。我々もブラジル戦に臨むときにはその時のベストということで、ホームで勝てるようにやっていきたいと思っています」と、意気込み。
パラグアイ、ブラジル、ガーナ、チリもしくはチュニジア代表との4連戦となるが、「W杯に出場するチームや世界的に力を持つチームと試合ができるので、ハイインテンシティの中で個々のクオリティを出していけるかを見ていきたいと思います。(前回はコーチで臨んだ)W杯のスピード感は普段の試合とまた違うハイスピードな部分もある。そこで連携・連動のスピード、クオリティを上げていけるかだと思います」と、本番を見据えた戦いをしていきたいと語っている。