日本サッカー協会(JFA)は5月20日、4試合が組まれた6月シリーズに臨む日本代表メンバーを発表。怪我の状況が不安視されていたなか招集されたDF冨安健洋について、森保一監督が言及した。

 アーセナルに所属する冨安は、現地時間16日に行なわれたプレミアリーグ第37節のニューカッスル戦に右SBで先発出場。この試合の38分に、右のハムストリングあたりを抑えてピッチに座り込み、途中交代を余儀なくされた。

 代表発表のわずか4日前の出来事で、招集の可能性は低いと見られていたが、発表されたメンバー28人の中には冨安の名前があった。森保監督は、冨安の招集理由を次のように説明している。
 
「まずは本人のコンディションを代表チームで確認したいというところ。そしてこの先の代表活動で彼が練習できる、試合ができる見通しもあるということで招集させてもらいました」

 続けて、「実際の怪我の状況をしっかり見て、どういうふうにチームとして彼をサポートしていくかをメディカルの判断に従ってやっていきたい」と、今回の代表活動でコンディションを見極め、試合起用については慎重に検討する考えを示した。

 森保ジャパンは2日にパラグアイ、6日にブラジル、10日にガーナ、14日にはチリまたはチュニジアと国内で対戦。11月21日に開幕を迎えるカタール・ワールドカップへ向け、試金石となる4連戦だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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