今夏にリバプール残留か、移籍かで注目される日本代表FW南野拓実(27)の去就を巡り、元プレミアリーグ戦士がコメントしている。

今季のプレミアリーグで優勝こそ叶わなかったものの、2つの国内カップ戦を制して、変わらずの強さを誇示するリバプール。チャンピオンズリーグでも決勝に勝ち残り、3つ目のタイトルに迫る。

サウサンプトンからレンタルバックして今季を迎えた南野も限定的な出番ながら、公式戦10ゴールと奮闘。今季公式戦に1000分以上出場するプレミアリーグの選手で1位の得点率(101分)も誇る。

だが、リバプールが今冬にコロンビア代表FWルイス・ディアスが獲得してからはベンチにすら入れない試合が明らかに増加。去就を巡る報道も過熱し始め、リーズ・ユナイテッドの関心が噂される。

さらに、インテルやラツィオといったセリエA勢も興味も囁かれるなか、元イングランド代表FWで、1999–2000シーズンのプレミアリーグ得点王であるケビン・フィリップス氏が見解を示した。

イギリス『Football Insider』で「プレミアリーグのどのチームも金額次第になるだろう。リバプールがリーズナブルな値段で手放すなら、必ず関心があるはず」とした上で、こう続けた。

「彼は良いプレーヤーだ。今季の彼は大事なゴールを決めたり、本当に頼れるオプションになったり、間違いなく才能を発揮した。イングランド勢は嗅ぎ回っているはずさ」

「最終的に、彼のサラリーと移籍金額が決め手になるだろうね。資金面で張り合うなら、おそらくプレミアリーグのチームならどこでもラツィオを打ち負かせると思う」