日本代表のDF長友佑都(FC東京)が31日、メディア対応を行なった。
FIFAワールドカップカタール2022・グループEでスペイン代表、ドイツ代表と同居した日本代表。まもなく、腕試しと題して、ブラジル代表をはじめとした強豪国との4連戦を迎える中、長友は「最終予選とは戦い方が変わってきます。しっかり守備をして相手が出てきた裏のスペースを狙っていきたいです。僕自身、相手が強くなればなるほど力を発揮できるので、“良い守備から攻撃に繋ぐ”という自分の強みを出しやすいシュチュエーションだと思います」と言及。また「一対一で負けないという基本的なことをしっかりとやりながら、自分たちがカウンターを狙えるときには勢いよく前に出ていきたいです。そういうスイッチは常に意識しながら戦いたいと思います」と攻守両面で意識するポイントを口にしている。
2010年の南アフリカ大会以来、3大会連続でW杯のピッチに立っている長友。2002年の日韓ワールドカップが自身を変えたと口にする同選手は「東福岡高校時代、全ての試合をサッカー部員みんなで観戦した思い出があります。相当盛り上がって、熱くなって、自分もこの舞台に立ちたいと決意しました。子供の頃から漠然とW杯に出たいという夢がありましたが、高校時代に日韓W杯を見て、ここに必ず立つんだ、絶対に立ちたい、という気持ちに変わった大会です。その時は東福岡高校でレギュラーの座を掴めていないレベルでしたが、そんな選手の心にも火を付ける偉大な大会だと思います」と当時の心境を振り返った。
日韓W杯から20年の時が経ち、自身4度目のW杯出場へ挑む長友。生き残りをかけたサバイバルについて、同選手は「ライバルは常にいます。だからこそ自分も刺激をもらって頑張りたい、という思いがみなぎってきます。覚悟は変わりません。W杯に対しては誰よりも強い覚悟があると自負しています」と告白。自身のアピールポイントについては「まずは守備の強度。今回は強豪国と対戦するので世界的な選手との一対一など、守備の部分を完遂したいです」と意気込みを示している