日本代表は2日、キリンチャレンジカップ2022でパラグアイ代表と対戦し、4-1で快勝した。

 ブラジルメディア『グローボ』は、「チャンスの数からすれば4-1というスコアよりももっと得点が決まっていたかもしれない。より批判的側面から見るならパラグアイとの対戦はあまり意味がなかったとさえ言える。日本は低調なプレーをするパラグアイを簡単に捕まえていた」と試合を分析し、「原口元気と鎌田大地は創造的で、右ウイングの堂安律は意欲的で自分の価値を発揮していた。左の三笘薫はドリブルで期待できるパフォーマンスを見せた。彼がこのチームの差異になることは間違いない」と、先発に抜擢された攻撃陣を高く評価した。

 また、「大きな問題は誰がセンターフォワード(CF)を務めるのかという点だ。大迫勇也は召集されておらず、彼に最も近いスタイルの上田綺世は見ることができなかった。古橋亨梧は動き出しとスピードに優れ、カウンターに最適だが短い時間しかプレーできなかった。前田大然はシュートに難があるが、プレスが有効だった。しかし現時点では浅野拓磨がフロントランナーだ」と、FWの選手起用を今後の課題として挙げ、「パラグアイ戦は守備の機会がほとんどなかった。次のブラジル戦が真のテストになる」と指摘している。

 なお、各選手の採点は以下のようになっている。
※評価の基準:5.0-ひどい、5.5-悪い、6.0-妥当、6.5-良い、7.0-非常に良い)

■シュミット・ダニエル
採点:6.0
前半に2つの好セーブを見せたが、それ以上は要求されなかった。失点は責められない。

■山根視来
採点:6.0
攻撃面で多くの役割を果たした。得点チャンスもあったが決められず。守備は問題なし。

■吉田麻也
採点:6.0
前半だけの出場。ほとんど出番はなし。

■谷口彰悟
採点:5.5
空中戦で強さを見せる。吉田の交代後はキャプテンに。失点シーンでは簡単に突破を許した。

■伊藤洋輝
採点:5.5
前半は左サイドバック、後半はセンターバックでプレー。コーナーキックから得点しかける。パスミスで失点シーンに関与。

■遠藤航
採点:6.5
いつも通りソリッドで正確。常に気配りのあるカバーリングを行った。

■原口元気
採点:7.0
久々の好パフォーマンス。クラブでの好調を活かし、結果を残した。浅野と三笘のゴールを見事にアシスト。

■鎌田大地
採点:7.5(ベストプレーヤー)
フィールドプレーヤーとして唯一フル出場。これ以上ないほどの良いパフォーマンス。日本の2点目をヘッドで決めただけでなく、後半にはPKを獲得し、田中碧のゴールをお膳立て。中盤への参加は、最初は臆病だったが、すぐにゲームのテンポを決めることができるようになった。

■堂安律
採点:6.5
前半のベストプレーヤー。ディフェンスを崩すパス、ドリブルの仕掛けなど様々なプレーに関与し、鎌田のゴールをアシスト。PKを外さなければヒーローになっていた。

■浅野拓磨
採点:7.0
この日はCFとしてプレー。スピードに乗ったプレーで前線に危険をもたらし、GKの上を越すゴールを決めるなど、冷静なプレーを見せた。

■三笘薫
採点:7.0
ドリブルを駆使し、手ごたえを感じた。A代表4戦目にして、3点目を決めた。彼はチームの違いを生み出す才能を持っており、左サイドに守備的なフルバックを配置したのは、監督が彼の攻撃力をフルに生かしたいという意思の表れであろう。

■中山雄太(途中出場)
採点:6.0
後半45分プレーし、悪くない出来だった。ディフェンスでのパスミスを除けば、安全で素早いパス回しで動きを誘発した。

■板倉滉(途中出場)
採点:6.0
遠藤に代わって出場したが、まだ彼と同じレベルにはない。いくつかの動きにはよく出ていたが、ボックス内でタックルをした際にオウンゴールをしそうになった。

■前田大然(途中出場)
採点:6.0
浅野に代わってハーフタイムに登場したスピードスターは、プレス時にそのスピードの有効性を示した。しかしフィニッシュは不運だった。一方、4点目のゴールは彼の巧みなスルーパスからもたらされた。

■田中碧(途中出場)
採点:6.5
交代出場でチームの攻撃姿勢を保った。前線に飛び出し、ボックスの外からのシュートで4点目を決めた。

■久保建英(途中出場)
採点:6.0
堂安との交代でピッチに立つも、やや控えめだった。

■古橋亨梧(途中出場)
採点:採点なし
出場時間が短く、採点が困難。ブラジル戦での出番に期待。

■森保一
採点:6.5
多くのテストをこなし、ファンが求めていた選手を多く起用。予選を慎重な姿勢で過ごしたチームは、より攻撃的な布陣と姿勢でも十分やっていけることを示した。