日本代表DF吉田麻也が5日、『キリンチャレンジカップ2022』のブラジル代表戦を翌日に控え、オンラインでのメディア対応に応じた。
先日のパラグアイ代表戦を経て、「より良い態でブラジル戦に臨むことができる」と語った吉田だが、その条件は「ブラジル代表も同じ」と述べ、今回のブラジル代表は「自分たちがどれだけできるのか、やれることと、やれないことを明確にして、W杯に向けて良い準備をするために非常に重要な一戦になる」との見解を示した。
現在の日本代表については、「良くも悪くもまだまだ若いチーム」であると指摘し、その若さが良い方向にも悪い方向にも出る可能性があるとして、自身を含めたベテランが「良い方向に持っていかないといけない」と主張。能力はあるだけに、「どれだけ勇気を持って戦えるか、謙虚さを持ってできるかというところのバランスが、強豪国相手には大事。無鉄砲にいってもかわされるし、引いてズルズルいってもダメ、そこのバランスが大事になる」と続けた。
また、「強豪国であっても自分たちでボールを持つ時間を稼がないといけない。その時間をどうやって長くするかも大事」とも語り、その点に関しては「韓国はわりともたせてもらったが、ブラジルのコンディションが上がってより厳しいプレスになるかなと思う」と、警戒心を強めた。
そして、過去に3度ブラジル代表と対戦している吉田は、「3回やって全部3点以上取られている。特に早い時間帯に点をとられて前半で試合が決着することが多かった」と回顧。「本大会でも、こういうチーム相手に0-0の時間を長くすることが大事。0-1になってもなとか踏ん張って、なんとかして1点を奪い取って勝ち点1をもぎ取る試合をしないといけない」と述べ、「相手の勢いを止めることが大事。最初の流れをうまく断ち切って、自分たちの流れに持っていきたい」と、立ち上がりの攻防をポイントに挙げた。